川上村の人は河童のことを「河太郎」と呼ぶ。村民は河太郎の神様のために初生りきゅうりを川に流す。川釣りに行く前に、人はきゅうりを食べないようにしている。河太郎がそのきゅうりの匂いに寄ってくると、魚が逃げるから。こんな話を聞いたら、日常生活と民話の境界線が見えなくなり、いつもの景色に新たな色彩が生まれる。, 昔から川上村の枌尾地区で伝わっている話がある。中枌という人が中奥川で馬を洗っていた時、突然、河太郎が馬の尻子玉を取りに来た。生き物の魂が入っているという尻子玉が取られ、馬が気力と精神力を失ったので、中枌さんは河太郎にこう交渉した。馬を助けてくれたら、中枌さんはもうきゅうりを作らない。中枌家は何代かその約束を守ったが、一度きゅうりを作ってみたら事故が起こったり、人が病気になったりするような不運な出来事があった。, この話は中枌家で代々伝わってきた。この家に生まれ育った平尾征代さん(76歳)は小学校1年生の時に、きゅうりを作れないという話を初めて聞いた。現在、平尾さんは玉ねぎ、ジャガイモ、黒豆、小芋などを作っているが、「きゅうりは一切作っていません」とはっきり言う。「近所のげんにい(9月号にも登場)が作ってくれますが、収穫の手伝いも後片付けも一切やりません。葉っぱ一枚も触りません。身内に何かがあったらいかんから」。, 平尾さんの家が昔からきゅうりを作れないという話は、村内でよく知られている。そのおかげで、近所のみなさんは平尾さんに毎年きゅうりをたくさん届ける。「多いです! 今年もげんにいに100本もいただいたんです」。地元の人にとっては当たり前かもしれないが、こんな行動に村民さんの温かさと思いやりが表れていると僕は思う。, 前の世代から伝えられたとおり、平尾さんはきゅうりの話を次の世代にも伝えている。中学校2年生の平尾さんの孫は町の学校より川上中学校に行きたくて、1年前からおばあちゃんの平尾さんと一緒に仲良く暮らしている。野菜を収穫して運んだりするお孫さんは畑の作業を一生懸命手伝っている。ほかの孫も来て、3人で外で働く。夏だからこそ、みなさんにいただいたきゅうりが特においしい。さまざまなきゅうりの料理をしているが、平尾さんは最も簡単な食べ方が好きだ。「洗っただけで、生でがぶがぶ食べる、それが一番おいしいです。孫も私を真似して、そのままで食べます」。もしかして河太郎も同じ食べ方が好きかもしれない。. It is well known in our village that Ms. Hirao’s house can’t grow cucumbers. 2020年5月15日なすの5種類43品種まとめ|特徴・産地・旬の時期からおススメをチェックしよう 2020年5月17日ナスのおいしいおススメレシピ5まとめ, レタスで人気のある記事を4つ紹介します。 2020年5月16日なすの栄養成分表|主な3つの栄養素と3つの期待できる効果まとめ Since it is summer, the cucumbers they received from everyone are especially delicious. お盆の時期になると、なすやきゅうりに割りばしが刺さって動物のようなかたちになっているのを見たことがある人も多いと思います。 小さい頃、普段は「食べ物で遊んではいけない」と言っていた祖母がナスに割りばしを刺すところを見て不思議に思っていた記憶があります。 日本では、お盆の時期にはご先祖様が家に帰ってくると言われています。その際にご先祖様が安心して安全に帰ってこられる交通手段として、この牛と馬をご提供しているのです。, ナスが牛、キュウリが馬に見立てられていますが、ご先祖様をお迎えするために精霊馬、帰りは迷わず帰ってもらうために精霊牛を飾ると言われています。 I won’t even touch a leaf. スポンサードリンク 彼らは仏壇をこれらの馬や牛で飾ります。 仏壇 を英語で言うとalterがいいでしょう。 馬や牛の意味についても軽く触れておきましょう! ☆ 玉ねぎ(薄切り) 1/4個.

1つ目の場合はお盆期間中に飾り方を変える必要があるので注意しましょう。, お盆を終えてご先祖様をお見送りしたら、精霊馬と精霊牛を処分しなければなりません。もちろん食べるのはご法度です。処分の仕方にも地域差がありますが、主な処分方法としては以下のようなものが挙げられます。, 地域によっては自治体が禁止しているものがあったり、家によっては埋めるところがない場合もありますので、地域や家の慣習に従うとよいでしょう。, 今回は精霊牛と精霊馬についてまとめてみました。ご先祖様をお迎えし安全にお帰りいただくという日本の伝統的な風習ですが、地域や時代によっても詳細は変化しています。 2020年5月16日なすびの保存方法まとめ|冷蔵・冷凍・常温のでの保存期間の目安はどのくらい?

お盆の時期によく見かける精霊馬(しょうりょううま)は、なすで作った牛ときゅうりで作った馬の飾りです。なすときゅうりといったおなじみの野菜で作ったこの飾りにどういった意味合いがあるのでしょう。なぜお盆の時期なのか、地域によるどんな違いがあるのかも調べてみました。 『anaguma 文庫』で執筆。1986年、アメリカ・ロサンゼルスに生まれる。2011年に来日し、2016年に奈良県吉野郡川上村に移住。高所恐怖症、早寝早起き。

馬を助けてくれたら、中枌さんはもうきゅうりを作らない。中枌家は何代かその約束を守ったが、一度きゅうりを作ってみたら事故が起こったり、人が病気になったりするような不運な出来事があった。 この話は中枌家で代々伝わってきた。 A person named Nakasogi was washing his horse in the Nakaoku River when suddenly, a gataro took the horse’s shirikodama (it is said that a creature's soul is inside its shirikodama). “So many! 福井県のある町ではキュウリを育てることができません。 不思議な気分になりますが… その理由も結構面白いので紹介したいと思います。 スサノオノミコトとキュウリ スサノオノミコトって知っています … “Just wash them and munch on them raw, that’s how they’re most delicious. The Nakasogi house kept that promise for many generations, but when they tried growing cucumbers again, they found that accidents, sickness, and other incidents of bad luck would occur. “Even if my neighbor, Gen-ni (from the september issue) grows them, I never help with the harvesting or clean up work. お盆の時期によく見かける精霊馬(しょうりょううま)は、なすで作った牛ときゅうりで作った馬の飾りです。なすときゅうりといったおなじみの野菜で作ったこの飾りにどういった意味合いがあるのでしょう。なぜお盆の時期なのか、地域によるどんな違いがあるのかも調べてみました。, しがトコ(@shigatoco)がシェアした投稿 - 2019年12月月16日午後4時03分PST, 人々の崇拝や感謝の気持ちが込められた精霊馬ですが、地域によってさまざまな習慣があります。まず精霊馬をお供え物として飾るのは関東以東であるということです。関西以西から九州などでは、精霊馬を飾る習慣がほとんど見られません。地域によって魂が帰ってくる方法の選び方が違うというのは面白いものです。, それでもお盆にご先祖をお迎えするためとして、提灯の灯りを普段より多くする、お菓子や花を飾るということはどの地域でも見られます。住んでいる地域が変わったときは、お供えの仕方、精霊馬の飾り方について近所の習慣を確かめておきましょう。また仏教の宗派によっても飾り方やお供え物の選び方が違ってきます。, Kimiko(@sakuei14)がシェアした投稿 - 2019年 8月月18日午前11時15分PDT, ご先祖の魂が帰ってくるのは8月13日とされ、16日には帰って行きます。お供え物ですので、仏壇とは別の精霊棚を置いて精霊馬を飾りますが、棚の形の選び方はさまざまです。一般的には仏壇の前に精霊棚を置き、他のお供えのお菓子や花とは別の棚にして飾ります。にぎやかにして故人をしのび、魂をお迎えするのです。, 精霊馬は先祖の魂が乗って移動しますから、乗りやすい方向に置いてあげましょう。地域によって牛で迎えるのか馬で迎えるのかが分かれるところですので、事前に確かめておきます。馬で急いで帰ってきてもらうのであれば、きゅうりで作った馬の頭を家の内側のほうに向けて置きます。16日に帰っていただくときは、ゆっくり帰ってもらうのなら、牛の頭を家の外に向けて置きます。このとき、お土産を持ってのんびり帰ってもらう、という考え方もあります。, 小山翔風(Designとむすび)(@shofukoyama)がシェアした投稿 - 2019年 6月月21日午後10時30分PDT, 簡単なので、精霊馬を作ってみましょう。ご先祖様が乗りやすそうな牛と馬ができるよう解説いたします。材料は、なすときゅうり、そして足にする爪楊枝または串、割りばしです。新鮮な野菜を使って生き生きとした牛や馬にしましょう。, きゅうりは馬に、なすは牛に見立てますので、まっすぐな野菜よりも、曲がったものやふくらみのあるもののほうが自然です。できあがりを想像して、なすやきゅうりを用意しましょう。足を割りばしで作る場合は、なすやきゅうりに刺さりやすいよう先をとがらせておきます。なす、きゅうりそれぞれに4本ずつ刺して足とし、安定して自立するようにしておきます。できあがったら精霊棚に飾ります。, tida(@tida0912)がシェアした投稿 - 2019年 8月月13日午前3時24分PDT, 16日にお送りした後は、精霊馬のなすときゅうりは処分するのですが、以前は川や海に流しました。今では環境の問題から、条例で禁止されていることもあるので、土に埋める、燃やしてしまうなどして処分します。塩で清めて和紙に包み、捨てる方法もあります。お供え物なので、決して食べません。この方法や、処分する時期も地域や仏教の宗派によって違いがあります。, ♪麗♪(@rei_sonia_)がシェアした投稿 - 2019年 8月月16日午後6時23分PDT, 物があまり豊かでなかった頃は、お供えにするなすやきゅうりも貴重な食物でした。近年は型にとらわれず自由な発想で精霊馬が作られることがあります。なすで新幹線の形にしたり、馬も彫刻のようにハイクオリティなものが作られたりするようです。, ちょっと見たところでは、ふざけているように感じられるかもしれませんが、作った人は亡くなったおばあちゃんに早く帰ってきてほしいから新幹線を作った、と言いますし、ご先祖様が帰ってきたときにびっくりさせたくて立派な精霊馬を準備することもあるのです。意味のない行為ではありません。, こが えりこ(@eriko.koga16)がシェアした投稿 - 2019年 8月月14日午後7時47分PDT, 面白い形の精霊馬も、もともとはご先祖様に早く帰ってきてほしいとか、この世で楽しい時間を過ごしてほしいと念じて作るのですから、ご先祖様を待ちわびている気持ちに違いはありません。精霊馬を作るのは、今は亡き人をしのぶ、優しい気持ちを皆が持ち合わせていることを確認できるよい機会といえるでしょう。精霊馬を作りながら故人をしのび、会話が弾んでいれば、ご先祖の霊も安心してあの世へ帰っていくことができるでしょう。, お盆だから飾る、と思っていた精霊馬には、人々のさまざまな思いが込められていることがわかりました。亡くなったご先祖様に乗っていただくためのなすの牛ときゅうりの馬は、生きている人の優しい心の表れです。また、自然の恵みに対する人々の謙虚な気持ちや感謝が表れているともいえるでしょう。何気ない季節の決まりごとの中にもいろいろな意味があることがわかります。小さな「なぜ」の中に面白い意味があるものです。それぞれ大事に守り伝えたいものですね。.